壁面緑化ってなに?メリットは?

壁面緑化とは、壁を植物で覆うことをいいます。この場合の壁は、外壁、内壁を問いません。壁面緑化は、落ち着いた雰囲気を出すなど、インテリアやエクステリアのおしゃれの一環として行われることが多いですが、植物そのものの働きによるメリットを享受できます。具体的には、断熱保温、省エネルギー効果、ひいてはヒートアイランド現象の緩和などです。直射日光を遮ったり湿度を保ったりすることで冷暖房費などの光熱費を削減することに繋がります。

どんな植物が使われるの?

場面によって用いられる植物は変わってきますが、葉や茎で広い範囲の壁を覆う必要があるので、ツル性の植物が好まれます。あまり手を加えない省管理型の壁面緑化の場合には、ヘデラという常緑のツル性植物の仲間が多く用いられます。花や紅葉を楽しみたい場合には、ジャスミンやカズラの仲間といった植物を植栽することが多いです。他にも、アサガオやゴーヤ、ヘチマを地植えしてカーテン状に緑化することもあります。

壁面緑化をした後に注意すること!

壁面緑化に用いるのは生きている植物であり、省管理型のものであっても壁紙などとは違って定期的な手入れが必要です。具体的には、水やり、肥料の散布、病害虫対策などです。特に、病害虫が繁殖してしまうと人間に不快な思いをさせるだけでなく、食害や病原菌の媒介などでせっかく植えた植物を壊滅させてしまうことがあります。そのため、虫がつかないように定期的に防虫剤を塗布や投与したり、卵や幼虫を発見したときに速やかに駆除するようにすることが大切です。

壁面緑化は、屋外または屋内の壁面を緑で緑化する事をいいます。二酸化炭素削減やヒートアイランド対策として注目されています。